Fevordio学習のポイント
ANKI、JYUKUSEI、KIZUKI、DOUGU
株式会社サンゼは、「教育と学習」を企業理念の柱としています。
その中で、「Fevordio」と「SANZE Method」の2つの方法をご提供いたします。
ここでは「Fevordio Engine」について、ご説明申し上げます。
学習のゴールとは
~「知識」を「道具(DOUGU)」にすること~
「知識」は「道具(DOUGU)」として使えなければ、意味がありません。
しかし、現在の学習は「知識」を「知識」として答えられることを「正解」としています。
テストの問題は、「その場で『知識』が出せるかどうか」で、学習者のチカラを測ろうとします。
しかし、「知識」を「道具(DOUGU)」にすることをゴールとするのであれば、その前段階で学習者のチカラを判断してしまうのは、非常に拙速であると言えます。
確かに「知識」の習得度を、これからのゴールへ向かうための「入門するチカラ」として、「入門するチカラが無ければ、その先に進むことはできない」として、「入門」を許すかどうかの試金石にすることはあるでしょう。
しかし、「知識」を「道具(DOUGU)」にする長い道のりを考えれば、その時に「入門」を拒まれたからといって、その学習者の全てのチカラの否定にはならないのです。
では、どのようにして「知識」を得るのでしょうか?
「教育」と「学習」
~EducationとLearning~
「教育」と「学習」。
日本語が全く違う点を見ればお分かりの通り、両者は全く違うものです。
「教育(Education)」は、「教える側」と「教えられる側」がいることが前提で、「教える側が教えられる側に施すもの」を指しています。
これに対して「学習(Learning)」は、「学習者」が主体であり、「学びたいものが、学ぶ行為」を指しています。
確かに、「講義」や「教材」の有無にかかわらずとも「学習」は行えますが、通常は「講義」や「教材」が前提になっているので、この点に着目すれば、全ての行為を「教育の一環」と捉えて、「教育の在り方」のみで話を進めてしまうことがほとんどであるように見受けられます。
しかし、「学習」という点に主眼を置けば、「どんなに優れた教材であっても、学習方法が合理的でなければ、『学習』、ひいては『教育』も、目的を達成することはできない」といえます。
IT技術を使って「場所と時間に制限されず、画一的な学習を提供すること」を旨とするe-Learningにおいては、「教材のすばらしさ」もさることながら、「学習方法のすばらしさ」こそ中心に置くべきだと考えます。
そこで弊社は、「教育」の部分と「学習」の部分を明確に分けて、それぞれについて「最も効果の出る方法」をご提供いたします。
具体的サービス
株式会社サンゼのem-systemは、「教育」に当たる「ビデオ学習」と「学習」にあたる「Fevordio学習」の2点をご提供いたします。
「ビデオ学習」で知識を得た後に、「Fevordio学習」で、知識を定着させることで、学習効果を上げるシステムを提供いたします。
「暗記(ANKI)」こそ原点
~その誤解を解いて、本質を理解すること~
「暗記(ANKI)」と言うと通常は、「学習方法の一種」と考えられています。
そして「その場で『知識』が出せるかどうか」で、学習者のチカラを測ること(効果測定)をゴールとすれば、「暗記(ANKI)」と「効果測定」で完結してしまい、本当の学習の入り口で「チケットをもらえず」、あきらめてしまう人たちが出てくることになってしまいます。
確かに、「暗記(ANKI)」は「学習の入り口」であり、「暗記(ANKI)」の能力が、学習能力の全てを示すものではありません。
ですから、「テストまでの一定期間までに覚えていなければならない」とするものにパスすることができないからといって、全ての学習能力が否定されるわけではないのです。
しかし、どのようなことも、本当に理解して使いこなすことをするためには、「暗記(ANKI)」が必要であることも事実です。
「学習方法の一種」ではなくとも、例えば「技を盗む」「芸を盗む」といった「教えられなくとも、自分で身につける」という時でも、自分で積極的に対象者の一挙手一投足を憶えて、自分のものにすることをします。
「口調」「態度」や「文章の言い回し」「演奏方法」などを自分のものにしている人も、教えられるわけでもなく、自分の「興味」や「憧れ」から「暗記(ANKI)」をしているのです。
ビジネスマナーとして「挨拶の仕方」「名刺の交換」「電話の応対」「敬語の使い方」「座席や立ち位置のルール」なども、全て「暗記(ANKI)」からスタートします。
そもそも「言葉」も「単語」の「暗記(ANKI)」からスタートするものです。
つまり、「知識」という限定的な世界のみならず、人間が行うありとあらゆるものは、全て「暗記(ANKI)」からスタートするのです。
逆に言えば「暗記(ANKI)」という言葉に変にこだわると、「知識習得のスタートライン」という点が感じられなくなってしまい、誤解を感じることになってしまいます。
「暗記(ANKI)」という言葉の持つ、この誤解を解くことが、実は「真のスタートライン」なのです。
「知識」を最終的なゴールである「道具(DOUGU)」にして使いこなしたいのなら、スタートラインである「暗記(ANKI)」をしなければなりません。
しかし、この「暗記(ANKI)」という方法論は、「唯一の解」があるわけではありません。
世の中には様々な方法があり、その中で自分に一番合う方法を選べばよいのです。
「精読」「黙読」「音読」「筆記」を繰り返す方法、それらに「物語」を加える方法や「体を動かすこと」を同時に行うなど、様々な有効な方法があります。
また、「文字からは理解できない」という人もいて、「誰かに読んでもらう」「図から理解して覚える」という方法を採る人もいます。
確かに、現在はインターネットと、それにつながる様々な端末が手元にあるので、「わからなければ調べればいい」という考え方も、その方法も良いと思います。
しかし、「単にその時に理解できればいい」という場合と、「『知識』を自分の『道具(DOUGU)』にする」という場合では、根本的な考え方が全く異なりますし、「検索」は「学習」の入り口であっても、決して「学習そのもの」ではありません。
いずれにしても、「憶える」という能力があるのであれば、いちいちインフラと端末に頼るのではなく、自分の「記憶力」という「知識を蓄える倉庫」を持ち、それをいつでも使えるようにして、拡大する方が経済効率的に優れていることは間違いありません。
そこでFevordio Engineは、「学習」の全てのスタートである「暗記(ANKI)」に重点を置くことから始めるのです。
具体的サービス
「Fevordio学習」は、第1段階として「自己学習モード」を提供いたします。
これは、学習者1人ひとりのデータベースの利用状況によって、AIが「履修していない知識」を中心に出題を行い、それをマスターしていくことによって「暗記(ANKI)」の基礎を作るサービスを提供いたします。
その後、オンライン上でつながった学習者同士が、データベースから問題を出し合って「対戦」をする「対戦型学習」を行っていただきます。
これによって、「楽しみながら、ゲーム感覚で『暗記(ANKI)』を確実にする」サービスをご提供いたします。
「熟成(JYUKUSEI)」と「気づき(KIZUKI)」
~「道具(DOUGU)」にするための方法論~
「道具(DOUGU)」というと、単に「何かをするためのもの」と捉えられがちですが、例えば何の練習もなく野球のバットやグローブがあっても、確かに「野球の道具」ではありますが、本当に使うことのできる「道具(DOUGU)」ではないことは言うまでもありません。
料理の包丁も、同じものを「素人が持つ場合」と「プロが持つ場合」では意味が違います。
逆に言えば、「『道具(DOUGU)』を使いこなせる技能」があれば、「弘法筆を選ばず」と故事もいうように、どのような「道具(DOUGU)」であっても、必要に応じて目的を達成することができるようになります。
「道具(DOUGU)」を使いこなせるようになるために、人々は「道具(DOUGU)」を使う訓練を続けるのです。
目的
では、何のために「『知識』を『道具(DOUGU)』に変え」なければならないのでしょうか?
それは取りも直さず、「問題解決をするために、自分の『知識』を『道具(DOUGU)』として使用するチカラを得る」ということにほかなりません。
ですから、どこから得た「知識」でもかまいません。
「知識」は、いつ得たものでも構いません
そして「知識があるか」が本質ではないので、その時点で全てが決まるわけではありません。
方法(総論)
では、どのようにして「『知識』を『道具(DOUGU)』に変える」のでしょうか?
それはバットやグローブ、包丁が使いこなせるように、何度も何度も繰り返し「道具(DOUGU)」を使うことしかありません。
プロのアスリートや職人が、「『道具(DOUGU)』を体の一部のように使う」ように、何度も何度も繰り返し「知識」を使うことが必要です。
方法(各論)
では、具体的な「使う」方法はどのようなものでしょうか?
一番身近な方法は、常に頭に「知識」をとどめておいて、何かそれに関連することが起きた場合、具体的に目の前の問題と「知識」をつなぎ合わせて、「知識」を理解し直したり、具体的な解決方法を「知識」から導き出すことです。
この方法は、特別な方法も費用も必要としません。
慣れてくれば、自然とできるようになります。
この「知識」が自然と「道具(DOUGU)」として使えるようになるための方法(あるいは、その期間)を「熟成(JYUKUSEI)」と言います。
そして、この「熟成(JYUKUSEI)」は、多くの場合「気づき(KIZUKI)」を伴って完成します。
この「気づき(KIZUKI)」を伴う「熟成(JYUKUSEI)」は、長期間にわたって、その「知識」を蓄えている状態から、あるきっかけを基に完成し、「道具(DOUGU)」として使えるようになる場合が多いと言えます。
「知識」を「理解」している状態で、「何かの問題」に直面すると「これは、あの『知識』の問題だ」と認識できる段階から、「これは、この『知識』を使えば解決できる」と「気づき(KIZUKI)」が出てくる段階に移る瞬間こそが、「知識」を「道具(DOUGU)」として使えるようになる瞬間です。
ただ、自然にこの状態に移る事が出来るのは、「長年の経験」や、無意識とはいえ「常に気に留めておく状態」が続いた後のことが多いとも言えます。
「熟成(JYUKUSEI)」から「気づき(KIZUKI)」を伴って、「道具(DOUGU)」として使えるようになるまでを、短期間で可能にするためには、「知識」を「暗記(ANKI)」して、何度も繰り返し使うことです。
そして具体的には、以下の2つのシステムの一方、あるいは両方を同時に行う必要があります。
ひとつは、「暗記(ANKI)」を繰り返すことです。
使い方の具体的な方法としては、前述した「精読」「黙読」「音読」「筆記」を繰り返す方法、それらに「物語」を加える方法や「体を動かすこと」を同時に行うなど、様々な有効な方法があります。
そして、学習行為で一般的に行われることが、「問題を解く」ことです。
何度も問題を解いて、正誤を確認して、正答の回数が多くなればそれだけ「暗記(ANKI)」の効果として「知識」が定着したと言えるということです。
もう一つの使い方は、「暗記(ANKI)」した「知識」を、「問題を作る」かたちで使うことです。
「同じ『暗記(ANKI)』を、(様々な方法で)繰り返す」、「誰かが作った問題を、何度も繰り返し解く」ことではなく、「自分で理解した『知識』を使って『問題を作る』」ことで、「恣意的に『知識』を、問題作成のための『道具(DOUGU)』として使う」のです。
これによる重要なメリットは、「『知識』を『道具(DOUGU)』として、自分のものにしている」という「意識付け」が行えることにあります。
受動的な「解く」という姿勢から、能動的な「作る」という姿勢に変えるのです。
この方法は、「知識」を「道具(DOUGU)」に変える作業ではあります。
しかし、これによって本当の「道具(DOUGU)」になることを期待するよりも、「知識」を「熟成(JYUKUSEI)」させる効果が期待できるのです。
ゴール
この2つの方法の一方、あるいは両方を行うことによって、「暗記(ANKI)」で得た「知識」を「熟成(JYUKUSEI)」させて、「知識」を「道具(DOUGU)」として使えるようにすることこそ、真の学習の目的なのです。
具体的方法
「Fevordio学習」における「対戦型学習」においては、一定の条件を満たすことによって、それまでは「一問ずつの出題」であったものが、「複数の問題」の組合せを相手に出題することができるようになります。
この複数の問題は、データベース上で関連付けられた問題を基本とし、この問題の組合せについては出題者の自由に任せられます。
この機能によって、「問題を作成する」という行為と、「問題の組合せのパターン」に従って「様々な角度から出題された場合にも対応する能力」を培えるシステムです。
この機能を使って、学習者に「熟成(JYUKUSEI)」の体験を得てもらい、「暗記(ANKI)」によって得た「知識」を、「道具(DOUGU)」として使えるようになるためのメソッドを提供いたします。
これらの方法の全てを、1つのシステムで賄うことができるものが、特許技術であるFevordio学習法です。
Fevordio学習会のご案内
このような考えを体現して頂くために、「Fevordio学習会」を開催いたします。
子供さんからビジネスマンの学習コンテンツ、そしてシニアの方々には、Fevordio学習を通じて、脳の活性化を促すコンテンツなどをご用意いたします。
体験的にFevordio学習会にご参加いただき、その後はご家庭でも、通勤通学の間にでも、楽しみながら「知識を道具(DOUGU)にする」お手伝いをいたします。
お気軽にご参加ください。
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メールでのお問い合わせは下記までinfo@sanze.co.jp
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